感情に振り回されるのってきついね
36年前の不倫、介護中怒り 夫を暴行死、妻に執行猶予
朝日新聞デジタル 6月26日(金)14時18分配信
暴行のきっかけは、36年前の夫の不倫だった――。東京・目黒で昨年7月、介護していた夫(当時79)を殴って死なせたとして、傷害致死の罪に問われた妻(71)の裁判員裁判の判決が25日、東京地裁であった。島田一裁判長は「夫の不倫を思い出して不満がこみあげ、暴力に及んだ」と認める一方、「反省している」として、懲役3年執行猶予5年(求刑懲役4年)を言い渡した。判決によると、被告は夫の介護を続けていた昨年7月24日、東京都目黒区の自宅で、夫の頭や顔を数回殴り、8月2日に急性硬膜下血腫で死亡させた。
公判で、犯行に至る経緯が明らかになった。被告は約50年前に大手銀行員の夫と結婚。夫の退職後も生活に不自由することはなかった。ところが昨年2月、胃がんなどの手術をした夫は介護が必要な状態に。法廷で被告は「あまりに急な介護で心の準備が追いつかなかった」と証言。そんなとき、36年前の苦い記憶が脳裏をよぎったという。
1979年、夫は45歳、被告は36歳だった。夫はゴルフだと言って、よく泊まりがけで出かけた。ある日、夫の名刺入れから女性の写真を見つけた。夫の職場前で待つと、20歳ぐらいの女性と一緒に出てきた。夫は不倫を認め、謝罪した。
被告は20歳で夫と結婚。夫以外の男性と交際したことはないという。不倫発覚後も、子どもに夫婦げんかを見せまいと、夫を責め立てることはしなかった。自分のプライドもあった。胸にしまったはずだった。
しかし、一昨年から、夫婦の思い出話をする中で、ふと、この不倫が話題にのぼった。夫は時効と思ったのか、女性を次第に好きになり、旅行に行ったことなどを打ち明けた。「妻としては、一番聞きたくないことでした」と被告。そこに介護の不安が重なり、犯行に及んだと説明した。
保釈後にカウンセリングを受けた被告は、こうつづった。「もっと夫に頼って、甘えれば良かった」「お互いに本心をぶつけ合う機会だったのに、逃してしまった」
島田裁判長は判決の最後に、「被害者との約50年間の思い出は楽しいこともあったはず。感謝の気持ちを忘れず、弔ってください」と諭した。被告は涙ぐんでうなずいた。
判決後、裁判員ら4人が会見に応じた。実家で母親が父親を介護する20代の女性は「母も不満がたまっているかもしれない。自分も改めて家族を見つめ直そうと思う」。補充裁判員を務めた男性(34)は「身近に起こりうると感じた。家族でコミュニケーションをとり、不満をためないことが大切と感じた」と話した。(塩入彩)
朝日新聞社 Yahooニュース引用
36年前の夫の不倫。
不倫発覚後も子どもに夫婦喧嘩を見せまいと、夫を責め立てる事はしなかった。
時間が解決するさ。忘れるよ。と言われる方もいます。
ずっと前の事でも、口にしなければいいのか?
口にしなければ、暴行死という結果にはならなかったかもしれませんが、こころの中に、人を殺しかねない気持ちを抱き続けます。
奥さんは本当は仲良くしたかったんだと思います。夫婦喧嘩とかしたくなかったんです。暴行なんて、決してしたくなかったはずです。
それでも、不快な感情は胸にしまっても無くなりません。
不倫は36年前の事ですよ。それでも、不快な感情はなくならない事を教えています。
それでも、抑えれば抑える程、大きくなります。
お互い本音で話し合うのも、お互い心が落ち着いて、我慢しないで相手の気持ちを受け止めれるのなら、感情をぶつけるのはもしかしたら、うまくいくかもしれませんが、あまりお勧めしません。
誤解を与えたくないのですが攻撃と怒りは別物です。攻撃はスッキリしません。
不快な気持ちの奥にある本当の気持ちは許可さえできれば、本人に言わずとも他の場所に出す事も出来ます。
「嫌だな。」「悲しいな。」
スッキリしてから、本当の気持ちを伝えれたら「甘えたかった」気持ちも言えて、そんな気持ちを聞けた旦那さんももっと優しくできて、より幸せになれたかもしれません。
それに自分の本当の気持ちに気付いて感じれる様になったら、人の気持ちにも寄り添えるんですよ。
正直言って、日本人は感情表現が下手です。
ですが、感情をうまく使える様になれますよ。
気持ちを抑えつけるの辞めにして、不満を溜めずに、本音でお互いに理解できる。
そんな家庭になれたら良くないですか?
気持ちを抑えなかったら喧嘩になるんじゃないか?家庭での喧嘩はあるでしょうけど、気持ちを抑えないというのは相手に気持ちをぶつけて下さいというのとはちょっと違うのです。
そんな感情について
好評でした、「感情をうまく処理してスッキリ」は次回7月15日カウンセリングルームにて開催しております。
15日以降も開催していきますね。
カウンセリングルームは、これまで溜めてきた不快な感情を出したり、これまで溜めてきたのをうまく感情を使えるようになる練習の場所でもあります。
より楽に、より幸せに生きるお手伝いをする、心の専門家です。
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