愛着

愛着と愛情は別物:子育てと心の関わり方

愛着と愛情は別

愛着の問題と聞くと、親の愛情がなかった?と思われる方はいらっしゃいませんか?
その様な誤解を抱く方もいらっしゃいますので、愛情と、愛着は別だと知って頂きたくてブログを書くことにしました。

愛着とは?

愛着という言葉は最近、心理や教育の仕事をしていない人も耳にしたことがある言葉になったのではないでしょうか?

その背景には、私がカウンセリングをさせて頂くようになった頃は、愛着の問題は、子供の問題で、特殊で悲惨な家庭環境で育った子どもの問題として扱われることが多く、愛着のカウンセリングが必要なケースが殆どありませんでした。

それが、パケット放題が流行りだした頃以降(これは私の経験則による認識です。)に、これまでは愛着の心の問題を解決しなくても良かったのが、愛着のカウンセリングも必要になったケースが増えてきました。

愛着のカウンセリングと聞いて、愛情がなかったのかと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
不安になることありませんか?

愛着と愛情は別になります。
社会の変化と共に心も変化し、今では愛着障害といった言葉が一人歩きして、愛着の問題は愛情不足だという認識に至ったのではと危惧されます。

皆、愛着の問題は大なり小なり持っています。
そんな愛着の問題。
愛情が足りなかったのかと言うと、そうではありません。

愛着は、甘えであり、母と子の一体感になります。

子供との関わり方

わかりやすく言ったら、抱っこギュー、親と子の関係性です。

一昔前に、ふわふわのカゴみたいのに寝かせたり、ある時は柵の付いたベビーベットの上にガラガラみたいなのがついたところで寝かせたりしていませんでしたか?

これは愛着の観点から見るとよろしくないです。 ですが、これは、愛情がないのでしょうか?

そんなことありません。
子どもの事を想って、これが良いかな。こうしたら心地良いかな?

子どものために。
子供への愛情がそうさせていると言っても過言ではありません。

でも、愛着の観点ではなんで宜しくないのか?
それは、愛着は母と子の一体感で、わかりやすい事例が2つあります。

第2次世界大戦後のスイス生まれの精神科医、ルネ・スピッツが行った乳児院での実験になります。

今だっだら、行ってはいけない様な実験で、第二次世界大戦直後に戦争孤児となった乳児55人を、最高の設備を備えた施設に入れ、訓練された乳母や看護師が生きる上で必要な食事や衛生管理などの世話は行うけど、『抱く』などのスキンシップは一切行わずに育てられました。

結果として55人いた乳児の内、27人の子供たちが2年以内に死亡。残りの子どもたちも17人は成人を迎える前に亡くなったそうです。
残りの11人の子供たちは成人後も生き続けたのですが、多くに知的障害や情緒障害の症状がみられました。

もう一つの同じような恐ろしい実験が、

神聖ローマ帝国の皇帝フリードリヒ2世(1194~1250)によって行われています。
人間の言葉をいっさい聞かずに育った子は、人類の根元語を話すに違いない。と思い50人の赤ちゃんを養育させることにしました。

  • そのとき赤ちゃんに
  • 話しかけたり
  • あやしたり
  • 機嫌をとったり
  • 愛撫したり

しては絶対にいけないとの命令でした。
入浴や食事など生命維持に必要なことは行いますが、人間的接触を禁じました。

その結果、
50人いた赤ちゃんは、3歳までに49人が死亡。
6歳に最後の1人も死亡。

そんな実験だったそうです。
非人道的で考えただけで恐ろしい実験です。
この結果からも、人が生きていく上で他者とのスキンシップやコミュニケーションがいかに必要なのかが分かりました。

スキンシップやコミュニケ―ション、とても大切です。
それに、子どもの脳は肌にある(山口創先生著書)と云われていますが、一体感って大切です。

その一体感、肌の触れ合いやコミュニケーションという愛着の観点から見るとよろしくないということになります。

同じ接し方で良いわけでもない

それに二人の娘がいて、同じようにやってたけど、上のお姉ちゃんには愛着が根付いて、下の子に同じ様に関わったのに根付かない。という事もあり得ます。
その子にとって最適な関わりになります。

本題に戻りますと、愛着の心の問題を、愛情がないからと誤解しないで下さい。

愛着のカウンセリング

そんな、愛着はカウンセリングできないと言われていました。

それが、愛着について書かれた岡田先生の本「不安型愛着スタイル」でご紹介頂いているように、インナーチェンジングセラピーは愛着のカウンセリングも行えます。

愛着と関係する安心感や、安全ですが、もう少し想像しやすい様に、私たち人間を木だと思ってください。

愛着は地面、土壌になります。 そんな土壌がグラグラしていたら、嵐や台風(大きなストレス)に晒されたらどうなりそうですか?

人がきだとしたら、大きなストレスに晒されている様子。

あなたのこれからの人生を、安心、安全に過ごせる様に、サポートする愛着のカウンセリングです。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。