ご相談に来られて「ただ話しを聞いて欲しい。」という時や、ただ話しを聞くのが効果的な時にはお話しをお聞かせください。
ここから先はインナーチェンジングセラピーがどんな心理療法なのかについてです。
インナーチェンジングセラピー
●インナーチェンジングセラーピー?
インナーチェンジングセラピーはただお話を聞いたり行動目標を立てたり、人生経験でアドバイスする様なカウンセリングではありません。
悩みや心の問題、これまで性格だからと諦めていた事も、どうにかしたいを望むように残りの人生当たり前に過ごす事が出来る
”短期問題解決型”のインナーチェンジングセラピーでのカウンセリングです。
なんで問題や悩み、今迄性格だと思っていたことが短期間で解決することができるのでしょうか?
今起きている悩みや問題、性格は幼少期の頃に決めた事が影響しています。
赤ちゃんの頃ハイハイしようとして、失敗しても「こんなんだから駄目だ。」とか、「消えてしまいたい。」なんて思いません。
小さい時にうまく生きていくために決めた事の集まりが、性格になっています。
そんな幼少期に決めたこと、インナーメッセージを再び決め直すことにより
あなたがこれまで不快だったり、どうにかしたいと思っていた事が、快適に、より楽より幸せに過ごせる様になるサポートをする心理療法です。
日本の諺に『三つ子の魂百まで』とあります。
幼少期に決めたことが30歳40歳…70歳100歳の今の自分の行動に影響している事を上手く言い表していることわざです。
●人前で緊張する
●色んな事に興味を持ち始めはやる気があるけど最後まで続かずやり終えていないことが沢山ある
●このままの自分じゃ駄目だと思う行動をとってしまう
●元気が出ない
●休職中で早く復帰したい
●何かしている事を邪魔されたらイラッとする・・・・
挙げればきりがないのですが
例えば、親に何度も約束を破られて嫌な思いをしていた子が『信用したら駄目なんだ』と決めました。
小さな子供は一人では生きていくことはできません。『信用したら駄目なんだ』って決めたら約束を破られても少しは楽になります。
でもこの決断を大人になっても繰り返し、『人を信用しない』のは効果的ではありません。
この幼少期に決めたインナーメッセージを変わりたいな。楽になりたいな。というところだけをピンポイントに、チェンジ、再び決めなおすことで、時間をかけずに解決できるのが『インナーチェンジングセラピー』です。
どうにかできたら楽になるだろうな。というインナーメッセージ(禁止令)について。
ベースとなる4つの理論
『インナーチェンジングセラピー』は以下の4つの理論をベースにし、日本人に合わせたカウンセリング療法となっています。
- 交流分析
- 感情処理
- 人格適応論
- 愛着のカウンセリング
交流分析
交流分析は日本でも馴染みのある心理療法の一つです。
1950年代に米国の精神科医エリック・バーン(Eric Berne)によって提唱された個人が成長し変化するため、目に見えない心の事をわかりやすく、なるべく専門用語を使わずに確立されました。
教育・産業・医療様々な分野で活用されている心理療法の一つです。
この交流分析の中で、交流分析(TA)の論理とゲシュタルト療法の「今ここ」で感じるという”良いところ”をうまく組み合わせた画期的なカウンセリングとして発展してきた再決断療法の理論・手法がもととなっています。
感情処理
感情処理法は、日本人が苦手とするストレスの要因である溜まったこころの気持ちそのものを処理していく手法です。
日本ではつつましさ、奥ゆかしさ、表に出さないことが美しいとされる風潮がありました。感情の表出が苦手な日本人向けに効果的なカウンセリングを行う手法です。
本来感じるように出来ている感情が、溜まっていくことで、心身の不調にも影響を及ぼしています。
「こうしたら良いよ。」と言われ解決するのでしたら悩んだりしません。
理屈よりも不快な気持ちそのものをスッキリさせる、実践的で効果的な手法であり、感情を処理することで、思考や行動の長期的な変容をもたらしています。
人格適応論
米国のヴァン・ジョインズ(Vann Joines)と欧州のイアン・スチュアート(Ian Stewart)により1994年に紹介されました。
人格適応論では、人には6つの人格的特徴がみられ、各適応タイプにはそれぞれ効果的な人間関係の深め方があると考えられています。
それを活用することによって相手とより良い関係を築くことができるだけでなく、ミスコミュニケーションを回避することも可能となります。この理論は元々クライエントさんとの信頼関係の構築や早期問題解決のために紹介されましたが、職場・家族・友人といった周囲の人々との人間関係の構築、改善、企業等にも役立っているものです。
愛着のカウンセリング
愛着のカウンセリングというのは、愛着の問題を自分の中にある安心感を作っていくという精神科医との共同研究により考え出された、カウンセリング手法です。
愛着の問題というのは、幼少時の甘えや親密さが影響し自分という自己感が確立したものではなく揺らいでいる状態で、自分自身に不安定さを覚えることが多く見受けられます。
10年前には見受けられませんでしたが、社会の変化からか近年、愛着の問題を抱えたクライエントさんが増えきました。
その愛着の問題を解決し、自分の中にある安心感を作っていくという通常のカウンセリングでは改善し難いクライエントさんの愛着の問題解決を目指した、カウンセリング手法です。
相手をどうにかしたいというのではなく、自分のこととして、自分の〇〇をどうにかしたい。楽になりたい。という方は皆さま問題を解決されています。