心について

嘘を見分けれる、相手の情動(感情)を知る微表情

先日、イギリスの著名な心理学者ジョセフ・オコナ―先生のオンライン研修に参加しました

微表情研修 オンライン心理学セミナー

この研修では、『微表情』や身体の動きから感情(情動)を読み取る高度な技術について学びました。
ここでいう「情動」とは、一般的に「感情」と呼ばれるものです。

微表情を活用した情動観察(じょうどうかんさつ)技術は、相手が嘘をついている瞬間に感情の変化が表情に現れることに着目しています。
6つの基本感情 微表情 ポールエクマン理論【AYH】
この技術は、アメリカFBIをはじめとする国際的な捜査機関でも採用されており、嘘の見抜きや人の本当の気持ちを読むための強力なツールとして知られています。

ジョセフ・オコナ―先生は、この微表情を世に出したDr.ポール・エクマンから学び、世界で100人の認定インストラクターの方です。
そんな方から学ぶことができる機会がある環境に出逢えたなんて、有難いです。

嘘を見抜くのは、必要?

私の仕事は、嘘を見抜く必要があるかといったら必要ありません。

私は、心理カウンセラー、セラピストです。
カウンセリングは、守秘義務で守られ、これまで誰にも話したことがない様なお話を話されたり、悩みをどうにかしようと取り組まれる方が、嘘をつくのは、プラスになりません。
嘘をつくことがないわけです。

どう活かすの?

そうですね、カウンセリングで情動が表情に出たとしても、指摘する訳ではありません。

もし、私がクライエントさんの表情から違和感や曇りを感じ取ったとします。その際、私は無理に指摘するのではなく、こうお声掛けします。
「さきほどの表情から、何か気になることがおありでしたら教えてくださいね」と、尊重と丁寧さを持って気持ちに寄り添います。

もし、「なんでもないですよ。」
と言われたら、それは今は触りたくないという意思表示なので、触れません。

あくまでも、クライエントさんより、クライエントさんの事を理解する。
それが心理カウンセラーの役割で、クライエントさんが見ない様に感じない様にしている情動がある事を、より正確に知るのが、カウンセリングをより効果的に進める技術になります。

心理カウンセリング セッション 傾聴【AYH】

それに、この研修では技術だけではなく、クライエントさんへの敬意が伝わる先生で、心理カウンセラーとしての在り方を改めて、認識させて頂きました。

活かせるようになる為に

例えば、野球は効果的な投げ方打ち方を学んだからと言ってプロ野球選手になれませんよね?
パティシエや、料理人、医師、他の様々な専門職も同じ様な事があると思います。
心理職も、学んだから直ぐにできる訳ではありません。
学んだことを自分の技術にするためにはトレーニングが必要です。

実際に、今朝参加した集まりの中で、マインドフルに微表情を観察し、情動を読み取る練習も行いました。
自発的に学習を深めるために、YouTubeなどの動画教材を視聴し、意識的にトレーニングを重ねています。
※追記 ブログアップした翌日に、一定期間、動画で見れるようになったので、動画内のトレーニングできるようになりました。
前よりは、見れる様になりました!

微表情が現れるのは、一瞬。0.2秒と言われていますが、本当に一瞬、表情に表れます。
心理カウンセラー トレーニング 継続学習オンラインカウンセリング
こうした継続的なトレーニングと学びを通じて、クライエントさんがより安心して、幸せに暮らせる未来のお手伝いをしてまいります。
私たち心理カウンセラーは、絶えず技術を磨き、誠実に寄り添うことを使命としています。

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