男もきついよ
少しずつ、少しずつ男性のクライアントさんの数が増えてきました。
本当はもっと男性にも来て貰えたらな、と思っています。
カウンセリング、心療内科も、精神科も、大体 女性7割:男性3割(2年前)だそうです。最近は6:4という声も上がってきて良い傾向です。
うちに来られる方はやっと男性3割台というところです。
うつになる人数もうつの罹患率の男女比は、女性のほうが1.6倍ほど多い(「厚生労働省 患者調査2011」より)です。
2014年は
【画像元】社会実情データ図録より引用
女性より男性の方がこころが強いのでしょうか?
男性の方が、こころが強いわけではありませんし、うつになるからこころが弱いという表現はしっくりきません。
遺伝的と言われる事もありますが、カウンセリングをしていると男性も女性も、産まれた後に取り入れた心のしこりを取り除いたらうつにはならないんじゃないかなと思います。
女性の方が男性より相談しやすく、男性の方が「大丈夫、だいじょうぶ。」「ここで楽になっては駄目だ。」と、自分のストレスに気付かないようにしていたり、気付いても自分の中に抱え込みやすいのではないかと思います。
女性の方が病院に行きやすいので、鬱の患者数も多くなります。
病院に行けない鬱かもしれない男性の方はまだ、多いんじゃないでしょうか。
「まだ、大丈夫だ。」と、抱え込んだらどうなるのでしょう。
平成27年度の自殺者数は
男性 16,681人
女性 7,344人
男性の方が圧倒的に多いです。
うつに限りませんが、心の悩みに気付いていても自分でも気付いていない様にしていたり、これぐらい皆あるよと、中々相談出来ずに、極限まできて、命を絶ったり、人の命を奪ったり、家に火をつけたり、仕事を退職せざるを得なくなったり、いろんな事が起こっています。
これまでずっと続けてきた生き方ですし、それをやり始めた幼少期には、
- お兄ちゃんなんだから怒ったらお母さんが困る。
- こんなんじゃ駄目。頑張ったら認めてもらえる。
- お父さんとお母さんが喧嘩するのは私のせいなんだ。私なんて産まれてこなければ良かった。
生き延びるには最善の選択でした。でも、それを大人になっても続けるのは効果的ではありません。
良い事にはならないんです。
うつや、病気になる前に、予防をして残りの人生鬱にならなくて、良いように、楽に過ごせる様に過ごして貰えたらと思います。
自分が楽になって、初めて家族や友達同僚が、悩みを抱えた時に、楽になる様に寄り添える様にもなります。
男性が楽になることで何で社会が変わるの?
男性の役割って実はとっても重要です。
子どもに関わる時間は奥さんの方が多いかもしれませんが、仕事のストレスを家に持って帰ってムッとしてたら、奥さん嫌ですよ。
そしたら、子どもにも伝わるんです。
旦那さんが楽になって、笑顔で家に帰って来れたら奥さんも楽です。
そしたら子どもも楽なんです。
時代も変わり、こころのケア、予防が必要な社会になってきました。
一生付き合っていく、あなたの心をケアして残りの人生、より楽に生きてはみませんか?
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