「なぜかいつも、同じところで立ち止まってしまう……」
「頑張りすぎて、心が少し疲れてしまった」
そんなあなたへ。
エゴグラムや人格適応論という言葉は、少し難しく聞こえるかもしれません。でも、これらはあなたを型に嵌めるものではなく、あなたの目に見えない「心の動き」を可視化し、より楽により幸せに、あなたらしく生きるための「地図」を手に入れるための、性格や適応スタイルを把握する心理テスト(ツール)です。
目次
【当ルームの専門性と、ツールの活用について】
私のカウンセリングでは、世界的に信頼されている対人関係の心理学「交流分析(Transactional Analysis)」を基盤としています。
当カウンセリングルームで提供することがある診断テストのエゴグラムや人格適応論は、本来は交流分析という深い理論体系の一部になります。恩師であるペニー・マクニール博士は、研修時に私たちにこうお話しされました。
「私たちは感情の世界(Emotional World)を扱う、感情の専門家なのですよ」
私はその教えを胸に、テストの結果(数値)の背後にあるあなたの心の動きや、今日まで紡いできた「人生の物語」を、専門家の視点から丁寧に読み解いていきます。
1. 導入:あなたの「今」を可視化する「心の地図」
心の中にある5つの心の状態(CP, NP, A, FC, AC)のバランスを可視化し、今のあなたの振る舞いを映し出します。
幼い頃から今に至るまで、環境に合わせて作り上げた「性格の設計図」です。6つのタイプから、あなたに合った「人との楽な接し方」などが見つかります。
2. よくある誤解:AC(適応的な子ども)が高い=「弱さ」ではありません
エゴグラムで「AC(適応的な子ども)」の数値が高いと、日本ではしばしば、「自分軸」や「自己主張」が良しとされる風潮もあり、「自分は従順なだけだ」と責めたり、「AC=アダルトチルドレンのこと?」と不安に思われる方がいらっしゃいます。
しかし、交流分析における「AC」は、アダルトチルドレン(家庭環境の背景を指す概念)と背景が似ていることはありますが、異なります。
エゴグラムのACは、「適応的な子ども」という心のエネルギーの状態を指します。それは単なる従順さだけではありません。周囲を円滑にする「優しさ」だけでなく、厳しい環境や状況を生き抜くためにあなたが選び抜いた「反抗」や「抑圧」という名の賢明な戦略も含まれているのです。
このことから、ACが高いことは、あなたが自分を必死に守り抜こうとした証です。まずは「今日まで私を守ってくれてありがとう」と、これまでの自分を優しく認めてあげてください。
3. 診断テストを行うと得られる事(メリットと意図)
●あなた(クライアント)側:
- 自分の行動や感情の背景を理解しやすくなります(例:どの自我状態が強く働いているか)。
- 自己理解が深まり、自分の傾向や癖を客観的に受け入れやすくなります。
- 自分のバランスを知ることで、改善すべき点や強みが見つかり、自己成長に役立ちます。
●私(カウンセラー)側:
- あなたの心の状態(親、成人、児童)のバランスと偏りを具体的に把握できます。
- 内面の動きや対人傾向を視覚的に理解できるため、分かりやすい説明や支援方針を立てられます。
●あなた(クライアント)側:
- 自分がどの適応スタイルを持ちやすいかを知ることで、「自分はそういう性格なんだ」と自己受容がしやすくなります。
- ストレスを感じた時に、あなたがどのように反応し、どうすればそこから抜け出せるか(ストレス下での行動パターン)を知り、早めに自分を助けるヒントが得られます。
- 自分や他者との関係性を見直すきっかけとなります。
●私(カウンセラー)側:
- あなたの適応タイプを把握し、性格や対人パターンを深く理解できます。
- あなたの心に最も届きやすい「コミュニケーションの入り口(オープン・ドア)」を見極め、初回から深い安心感を感じていただけるような関わり方を計画できます。
4. 深層にある物語を書き換える「再決断」
診断で見えてくる波形のさらに奥には、あなたが無意識に書き上げた物語「人生脚本(心のルール)」が眠っています。かつてあなたを守ったそのルールが、今のあなたを苦しめているのなら、一緒に新しいページを書き直しましょう。
世界が認める知恵:ジョン・マクニール博士のメッセージ
※英語の動画ですが、博士の温かな声と表情からその慈愛を感じ取っていただけます。
内容の大切なポイントを日本語でまとめました。
※以下の解説では、専門用語である「Injunctions(禁止令)」を「心のルール」に、「Redecision(再決断)」を「生き抜くための戦略の書き換え」など、皆様に伝わりやすい言葉へ意訳してご紹介しています。
私たちは子供の頃、生き抜くために「自分はこういう人間だ」という決断を下します。しかし、その決断は「今」のあなたにふさわしいものへ、いつからでも選び直す(再決断する)ことが可能です。
親や環境から受け取った「〜してはいけない」「〜であらねばならない」という無意識のルール(禁止令)は、大人になっても私たちを縛り続けます。博士はこれらを体系立て、人生への影響を説いています。
あなたが今抱えている生きづらさは、子供時代のあなたにとっては、その環境を生き抜くための「最高に賢い戦略」でした。過去の自分を否定するのではなく、敬意を持って受け入れることが変化の第一歩です。
変化のためには、自分が信じ込んできた「自分はダメだ」という嘘ではなく、心の奥底にある「予期せぬ真実(自分は愛される価値がある、存在していい)」という感覚に出会う必要があります。
博士は最後に慈愛を込めてこう結んでいます。「苦しみから抜け出す道は必ずあります。一人で抱え込まず、あなたをサポートしてくれる専門家を頼ってください」と。
動画の中の言葉が、もしあなたの心のどこかに触れたなら。
その感覚を大切に、次のステップへと進んでいきましょう。
この気づきをどう現実に活かしていくのか、具体的な流れをお伝えします。
5. カウンセリングでの活用と結び
22年の臨床経験を携えて、あなたが「自分らしい人生」へと舵を切る瞬間を、私はあなたの人生をともに歩ませて頂きます。
- 安心できる場づくり: 感情をありのまま肯定することから始めます。
- 心の地図の作成: 必要に応じて分析を行い、現状を可視化します。
- 対話と気づき: あなたの「強み」と「守り方」を丁寧に紐解きます。
- 再決断: あなたの本当の気持ちに沿う形で、未来の選択をともに見つけていきます。
一歩踏み出す勇気を、敬意を込めサポートいたします
人生はダイナミックで、関係は時に強く揺れ動きます。
「自分の波形を詳しく知りたい」「今の脚本を書き換えたい」と感じられたら、いつでもお話しください。
一番近い存在である「あなた自身」と、安心して近しくいられること。
その目的地へ向けて、伴走者としてサポートいたします。