6月末の日曜の事。この時は10時から21時まで勉強三昧の一日でした。
3ヶ月に2回で、今度は17時までですが明後日の日曜日です。
心の学び
その研修会は心についての基礎や、心のことはある程度学んだ人がより知識やスキルを高める場として学ぶところなのですが、その研修に私のところに相談に来られていたクライエントさんが初めて参加される様になりました。
あっ、ブログに書きたいのは、来られる様になった事じゃなくて、その方が言われた事です。
どうやったら心理カウンセラーになれますか
その方は、カウンセリングを何度も受けて色んなことを解決して、楽になられていました。
そして、
「私も、諸岡先生みたいに心理カウンセラーになりたいですけど、どうやったらなれますか?」
そう言われました。
そんな風に言ってもらえたら嬉しいものです。
その頃は、公認心理師はなかったので、「大学院まで行って臨床心理士になる方法」と、私のやっている心理療法をやりたいのでしたら「まず基礎講座を受けて…」
と民間の資格だけど国家資格と同等に扱われていた臨床心理士と、心理療法について説明しました。
そしたらその方は、「その基礎講座受けたいです。どうやったら受けれるでしょうか?」
と言われました。
基礎講座は私も冬に開講しようかな?と考えていて、
「冬に開講予定です。」と、伝えるとその時は夏だったのですかね?
「冬ですか。もう少し早めにないですか?」と聞かれます。
その時に丁度、福岡の心理カウンセラー仲間で、「今度、基礎講座を開きます。誰かいたらご紹介お願いします。」と言われていた人がいました。
事業主、個人としての腹の中
ですが、事業の収益にそんなに余裕があるわけではなく基礎講座は、事業主として、そして個人の欲としては、ここだけの話、自分が開催する基礎講座に来て欲しいものでした。
正直、悩みました。
それでも、私個人の欲は置いといて、1人の心理カウンセラーとしてクライエントさんが求めてクライエントさんにとって必要だろうと思える情報をお話ししました。
そうすると、すぐにでも受講できる、福岡で受講されて今に至ります。
「何かをしたい」と初めて感じた
その時のことを、その方が
「あの時、〇〇したいって、産まれて初めて言ったんです。今まで何かをしたいとか思った事がなくて。湧き上がってくる想い、欲?を感じたのは産まれて初めてでした。」
こんな風に言われました。
それを聞いた時に、クライエントさんの味方で心理カウンセラーとして接せれて良かった。本当に良かった。
そう思いました。
そのクライエントさんは、自分の欲求を言えるようになりたい。
そんなカウンセリングは受けていません。
これをしたいという欲求を感じないこととか小さい頃うまく生きていく為に、その方にとって最善の方法だったけど、大人になって続けるのは不都合な事もいっぱいあります。
そんな自分の心と向き合って、
これまでは、認めれなかったけど、ありのままの自分をそのまま認めれるようになったり楽になることで、当たり前に誰もが産まれ持ってきたはずの何かをしたい。だけど、感じないようにしていた方が都合が良かった。。
そんな、これをしたい。という欲求を当たり前に感じて、無意識の中でですが、当たり前に表現しても良いんだって感じられたのかもしれません。
あの時の「心理カウンセラーになりたい。」は、記憶の中で産まれて初めて感じたこんなふうにしたいそんな欲求だったのです。
こうしたいな。と当たり前に思える人からしたら嘘みたいですけどね。
商売みたいだけど商売と違う
そんな欲求に心理カウンセラーとして応えれたそれがとてもうれしかったです。
というのは、もし利益を上げる為の商売と考えるなら福岡のことを伝えないという選択肢もあります。
でも、心理カウンセラー職業倫理に『相手を利己的に利用しない。多重関係を避ける。』とあるように人の心に接するカウンセリングや、セラピーは商売みたいですが、利益を追求する商売とはちょっと違う気がします。
そんな特殊な仕事ですが、こんな人の幸せのきっかけに関われるこの仕事がたまりません。
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