心について

うつ病と私 期待に応えるのが苦しい

佐賀でカウンセリングをやっている心理カウンセラーの諸岡です。
今回は、うつ病になった私の事についてになります。

うつ病とわたし

カウンセリングを広げたくてカウンセラーとは異なる生き方をする環境に一時身を置き「本当は嫌だ。」自分の心の気持ちに蓋をしていました。

社会再適応評価尺度

こないだの脳髄液減圧症(自分のけがや病気)を含めずにその環境時だけのストレス値が297。

その環境にいる時は、自分の奥さんや旦那さんが亡くなった時のストレス値を100とすると、その3倍のストレスが24時間かかっているそんな状態です。

そうしたら、これまで問題解決はしたと思っていたけど、手放せていなくて、まだ深いところで残っていた、死にたいと思ったり、自傷や他傷に繋がる事もある、存在するなのインナーメッセージが再発して、産まれて初めてうつ病になりました。

どんな自分でも生きる価値があるに関するカウンセリングは2、3回で解決していてそれ以降5、6年は一度も死にたいと思うことはありませんでした。
でも、高ストレスでなおかつ、小さい頃に決めた場面に酷似していたからまだ奥深くに残っていた心の問題が浮かび上がってきたのかもしれません。

うつ病の人を見ていて『こんな自分じゃ駄目だ。』とか自責や自己否定をされることが多いです。
私もうつ病ではなくても、カウンセリングを受けて解決するまでは度々感じていました。
そんな、自己否定のカウンセリングは何度も何度も受けていて手放せていたからなのか、うつ病になっても死にたいと思う事はあっても1度も『こんな自分じゃダメだ』思う事がなかったのが、苦しいけど、どうにかしようと、取り組めたり、少しは楽だったんじゃないかな。
そう思います。

なんで死にたいと思うの?

こんなに苦しいんだったら死んでしまいたいって思って、どうやったら楽に死ねるのだろうか?と検索したり、うつ病ってホントきついです。

でもなんで、死にたいと思うのでしょう?

私が死にたいって思うようになったのは生まれつきではありません。
うつ病になって死にたいなって思った酷似していた環境というのが死にたいと思うようになったきっかけです。

小さい頃に私は、大好きな祖母から、立派な祖父みたいになれるよって言われ育ちました。
大好きな祖母に認めてもらえるように、祖父みたいな立派な人になりたい。
祖父みたいになるのが自分の夢だって思ってたんです。

テストで何点とろうが、祖父みたいに立派にならないと認めてはもらえません。
祖母に認めてもらう為に、どんなに頑張っても認めて貰えない。そんな、祖母の期待に応えるのがきつい。
それに、ありのままの自分を認めてもらえないのきつい、こんなにきついんだったら消えてしまいたい。

死んでしまいたいって思うようになったきっかけの場面と
高ストレスな環境でもその先にある案件を成して、心のことを広げたい。
その案件を成立させる為に、求められる環境で応えるのが苦しい。
そんな環境が、自分が消えてしまいたいと決めた時の環境と酷似していて高ストレスだったから、死にたいと思ったのかな。
そんな気がします。

このままうつ病だったら・・・

このままだったら自分に刃がむく向くか、外に刃が向くか。
死刑になるために人を殺したという事件とかあるじゃないですか。

そうしたいわけではないけど、自分に刃が向くか外に刃が向くか、このままだったらそうなる。って仕事柄なんとなくそんな気がしました。

なかなか寝付けませんし、体重も減って、何事にも集中できません。

考え出したら大変です。考えたくなくても頭をよぎります。

うつ病になる前は考えないようにしようと思ってどうにかできていました。考えないでどうにか出来ていたら楽そうですけど、考えないように目を向けないようにしていた心の気持ちはこころの中で溜まっています。
そんな溜まったこころの気持ちが、もう無理だよって、うつ病の症状として教えてくれた気がします。

その時期は、公認心理師試験前で参考書を読んだり試験勉強中真っ最中でした。ただ、いくら読んでも、書いても聞いても、なかなか頭に残りません。いくら勉強してもそのまま頭から抜けてるような感じでした。

うつ病と自覚していない時は、環境が違うからなのかと思っていましたが、その頃からうつ病が症状として現れていたんだなって思います。

とってもきつかったのですが、『死んでしまいたい』と思う自分を遠くから、客観的に冷静に見ている自分がいました。

沢山のうつ病の人のカウンセリングをさせて貰ってきて、まるで、うつ病の人がカウンセリングを受けていて、受ける前よりは楽になっている。そんなカウンセリング途中の方と重なります。それがこれまでカウンセリングを受けてきた効果なのかなって思います。

それから、集中できないや、死にたいのもだけど、試験前で夜寝れないまま試験日も寝れないのはまずかったので、睡眠薬を貰いに、病院に行ったら、診断書と睡眠薬の効果もあるうつ病の薬が出ました。

うつ病の薬高揚感みたいなのもあり、眠れるのですが、日中も眠気に襲われて仕事にもならないし合う合わないがあるかもしれませんが、身体がきついです。

試験も終わり、9月半ば頃、環境も変化し、環境によるものが大きかったのでうつ病もだいぶ楽になって、死にたいと思わなくなったし、集中出来るようになりました。当たり前にお腹も減るようになりました。

いくら勉強しても、全く頭に残ってる感じがしなかったのが、残ってるんですよね!

寝つきも良くなりました。
全然違いますね。

環境が変わって楽にはなったけど、解決できたかなって思っていた存在するなのインナーメッセージ、まだ深いところで残っています。
このままだったら、またいつか同じ様な事が起きる可能性もあります。カウンセリング受けて解決します。

実際に、うつ病になった自分なりの見識ですが、自分の存在の肯定感や、怒りの抑圧といったうつの性格要素がカウンセリングにて解決できたら、どんな大きなストレスが来ても残りの人生うつ病にならない生き方、予防ができるのではないかと思います。
この療法を取り入れた診療を行い予防医療を提供されている診療所もありますし。

うつ病で苦しむ皆さんへ

これまでも沢山のうつ病の人や抑うつの人がカウンセリングを受けに来て頂いていました。

こころのプロですので、うつ病になった事がなくても、うつ病のカウンセリングは可能です。うつ病になったからと言ってカウンセリングが変わるわけではありません。

もし、自分の主観を通したらマインドコントロールになってしまいます。
自分の気持ちとか経験といった主観的なフィルターを通さないからカウンセリングは成り立ちます。
うつ病になって、ただ本当に苦しいそんなうつ病の人がもう二度と死にたいと思わなくていい様に。

うつ病をどうにかしようっていうのも、ならない様にしようっていうのも、すごい勇気がいるけど、自分の心と向き合うことなんでしょうね。

本当に楽になれる様に自分のこころの問題と向き合いながら、支援出来たらなって思います。

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