心について

人は毎日髪を整えるが、どうして心は整えないのか

「人は毎日髪を整えるが、どうして心は整えないのか」

これは、革命家チェ・ゲバラの言った言葉です。

こころを整えるってどういう事でしょう?

イライラしているのを、「みんな思ってるんだし気にしないどこ。」と自制することでしょうか?

自制して落ち着く事もあります。それで良さそうですが、それは心理カウンセラーとしてはチェ・ゲバラの言う整えれたとは思えません。

と言うのも、この自制は、「みんな思ってるんだし気にしないどこ。」という、考えで気持ちを抑えています。
想像してみてください。
もし、上からグーっと抑えつけられたら上からの圧力に反発しませんか?
心の気持ちも同じです。 気持ちを抑圧すると、スッキリはしないですよね。その、抑えつけた心の気持ちは 反発して大きくなります。
その心の気持ちは無くなった様に思われるかもしれませんが、心の中に残っていて、溜まっていっていつか、病気や、自傷や他傷、決して良かったという形ではない症状で現れます。

無くなったら良いんですけどね。
貯めれば貯めるほど、よりネガティブな報酬がかえってくる。
ポイントカードみたいですね。
嬉しくなんかないけど。

こころを整えるのは抑えるわけじゃない

カウンセリングをしていて思うのは、本当の自分の気持ちや思いに気付き、向き合って、楽に処理できるのが、本当の意味での整えるという事なのではないだろうか、そんな風に思います。
楽に処理するというのは、むやみやたらに相手にぶつけるわけではないですよ。

「いや」「腹が立つ」というのは、自分の権利を守る感情でもあるので自分の権利を守るために使うときに使えたら理不尽な事をやり過ごさなくて良いのです。

感情の表現が苦手な日本人が、世の中が変わって、ストレスと言われる自分の気持ちを押し殺す機会が増えました。
それが、自殺や、虐待、モラハラ、パワハラ、DV、病気といった決して良かったという形ではない症状で、心の問題が表に出易くなっているのではないでしょうか。

毎日、髭を剃って髪を整える様に、これ迄使い方を知らず30年以上溜めてきた、不快な感情を処理する。 仕事柄というのもありますが、日課になりました。

恋人や友人は自分の事を、尊敬してくれていたり、大事にしてくれてたら、嬉しいですよね。
そんな恋人は一緒に住んでいても、一緒にいるのは1日の内の数時間です。三分の一も一緒にいるわけではありません。

友人もどんなに一緒にいたとしても、そんなに変わりません。

ですが、自分はどうでしょうか?

自分自身は、死ぬまで、24時間一緒にいます。 そんな自分が、自分の事を、『こんなんじゃ駄目。』『ちゃんとしないと駄目だ。』

そう思っていたらきついですよね。

友人や、恋人から言われても嫌なのに、自分自身は24時間一緒です。 そんな自分が自分の事認めれるって楽ですよ。 それにそんなに難しいことじゃありません。

時代が変わり、自由になればなる程、心が不安定になります。

カウンセリングに来られる方はとっても勇気がありますよ。凄いと思います。 自分と向き合うって、誤魔化さないんですよ。

これ迄は、目を逸らし続けて来ていました。 早く向き合わないとと、急かす必要はありません。 目を逸らしていたのは、心が、現実と向き合ったら、気持ちを受け入れたらやっていけない。今を生きる為に、向き合わない様にしているのです。

これは倉成央先生の著書からです。
本にも書いてある様に、本当にカウンセリングに来られる方の勇気は凄いです。私もそう思います。

だからこそ、どうにかしたい、と思って、このページを訪れられた方に、ここはこういうところなんだと、少しでも安心して貰えたらと思います。

毎日感じている目には見えないストレス。髪を毎日整えるように心も整えれたら楽じゃないですか。
楽ですよ。

少しでも、良かった。自分の人生を自分らしく。 なりたいように生きたいように生きる。 豊かな日本になったからこそ、思う存分あなたらしく生きてみませんか?
そんな、きっかけとなれる様、私は心理カウセラーとして成長し続けます。

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