震災時のこころのケア
昨夜の熊本地震、佐賀も、結構揺れましたが、震源地の熊本は並大抵ではなかったと思います。
このたびの、熊本県熊本地方を震源とする地震により被害を受けられた皆さまには、こころよりお見舞い申し上げます。
これまで、震災の事でお聞きしたのが『地震の時の心のケアはどうしたらいいのでしょうか?』という声でした。
震災当時とっても不安を感じたと言われていた震災当時は小学生だった人がPTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断されるほどではなかったようですがその不安感を、心の奥底にずっと感じていたり、50代の方がPTSDでカウンセリングを受けに来られたりもされました。
年齢関係はありません。
そしたら、こころのケアはどうしたらいいのでしょう?
地震の被害を受けられた皆さまですが、特に子どもさん。
不安を感じている子どものいる家庭のお父様やお母様、地域の皆様に伝わればと思います。
不安な子供への接し方
子どもが、とっても不安になっているかもしれません。
そんな、不安になってる子どもに「大丈夫、大丈夫。もう大丈夫」と、言いたくなるかもしれませ。
言いたくなる気持ちもわかります。
私も、大丈夫、大丈夫と言われてきたので、つい言いそうになることありましたし安心させたい想いからですよね。
ですが、地震は怖いです。
怖くて当然です。
子どもの気持ちは大丈夫じゃないんです。
「大丈夫」といったら落ち着くかと言ったら、抑えているだけで、抑えたら反発して大きくなります。
「怖いね。怖いよね。」って、子どもの気持ちにそのまま、寄り添ってあげてください。
怖いっていったら余計怖くなるんじゃないか?
いったん感じたら凄く怖くなるかもしれません。そのすごく怖くなったのはこれまで抑えていた怖いです。
その時にその怖い気持ちに寄り添ってあげてください。
怖い気持ちを認めてあげて、使ってあげたら減っていきます。
もう大丈夫と見ないようにしていたら、大丈夫な気がしますが、10歳の頃に感じていた怖いは使ってあげないと、20年後も30年後も心の中に押し殺しています。
ですので、怖い。を使ってあげてください。
これ実は、こころにとって、とっても大事な事なのです。
小さい子どもさんの方が大人の人より怖いですが、大人も怖いですよ。
怖くて当然です。
その怖いを外に出すイメージをしてみて出してあげてみてください。
熊本の方、身の回りの事で、大変だと思うので、頭の片隅にでも入れていて下さい。
身体も心も、安心、安全でありますように。
コメント