2月の丸一日勉強会のお話です。
依存症や、触れるなのインナーメッセージ(禁止令)についてより詳しく勉強してきました。
人によってはより心の気持ちをスッキリさせやすい新しい手法も習って、その後のカウンセリングの時に活用してみたらより効果的だったクライエントさんもいらっしゃいました!
毎回思いますけど、いつまでも学び続けるって大切ですね。
強く生きる性格が命を縮める?
ここでは命に関わるインナーメッセージ、『触れるな』についてお伝えしたいと思います。
触れるなとは、
身体的、精神的に優しく触れられなかったことから決断する。
優しく愛情ぶかく触れられることによって、人は傷つきを癒していく。優しく、または愛情ぶかく触れられる事がなかった彼らは、触れられることが安全で心地よいものと認めない。それを認める事は、過去に接触を試みたけれどもそれが叶わず、自分が深く傷ついたことを認めてしまうことになる。その結果、温かさや思いやり、愛情などを軽視し、求めることなくまた拒絶しながら生きていく。傷つくことなく強く生きていくのである。
でも、本当は辛い事は辛いですよ。
辛くて当然です。
この決断をした方は、何か辛いことがあって、周りの人から、大丈夫と聞かれると、「大丈夫、大丈夫だから。」と、前向きに応える事が多いです。
心の辛い事だけじゃなくて、陣痛が痛くなかった。と言われる方もいらっしゃったり、バレーをしていて骨折していたけど、「大丈夫、大丈夫!」と言ってケンケンして帰った方もいたりします。
みんながいる時は痛くなかったけど、1人になったら痛かった。
と言われた方もいらっしゃいます。
成長してから、辛いことがあっても、大丈夫だよ!っと前向きに応えるので、社会的にはプラスに捉えられやすいインナーメッセージ(禁止令)です。
自分の心のことを知るまでは向き合うきっかけが少ないのが実態です。
そんな、インナーメッセージ(禁止令)「触れるな」ですので、最初からこの心のことを解決したいと来られるのではなく、うつ病や精神疾患でカウンセリングを受けられていたり、心のことを知り本当に幸せになりたい。と、カウンセリングを重ねられるうちに、「触れるな」に関するこころの問題に気付き、カウンセリングを受けられるクライエントさんが多いですね。
愛情豊かな御家庭でも起こりうることなのです。
子どもが辛い時に、本当は辛いよねーって抱きしめて欲しくて駆け寄ったけど、抱きしめるわけではなく、みんな辛いんだからとアドバイスをしていて決断するかもしれません。
だからといって、お母さんに自分を責めて欲しいわけではありません。
完璧な子育てなんて出来ません。
なによりも、子供のそばに居るお母さんそして、そのお母さんを支えるお父さんが楽で幸せで居ることが子供にとって幸せです。
命に関わる性格
痛みは身体の不調を教えるための能力ともいわれています。
痛いものは痛いし、辛い事は辛いと感じるのは本来、人として産まれてきたならば、我が身を守るために、必要な能力です。
存在に関する禁止令に含まれているのは、痛みを感じないので、癌が手のつけようがないところまで進行していて、病院に行ったら手遅れだった。という事になる場合もあり得ます。
ですので、存在(命)に関する禁止令に分類されているのです。
命を繋ぐのは勿論、より豊かにより楽に、より幸せに過ごせるように。
完璧な子育てなんて出来ませんし、心には誰もが問題があって当然です。
心のことが浸透していなかった日本の文化では、まだカウンセリングは病気の人が行くところという認識を持っている人もいますが、カウンセリングを受けるのはそんなに特別なことではありません。
そんな認識が広がるように心のことが少しでも広がればと思います。
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