心理カウンセラーのよっちゃんこと諸岡よしきです。
かつて私は、不慮の事故を経験しました。「自分に合う仕事なんてあるのだろうか」と、未来に希望が持てなかった時期。そんな私が、天職である心理カウンセラーという道に繋がったきっかけの先生が、米倉けいこ先生でした。
先日、米倉先生が主催された「精神科医の先生を囲む勉強会」の内容を改めて振り返る機会がありました。現在は公開されていない貴重なお話も含まれていますが、「今、子育てで孤独を感じているお母さん」にどうしても知ってほしい内容でしたので、私の専門知識を交えてお伝えします。
目次
1. その症状、実は「心のSOS」かもしれません
学校でのトラブルや不登校。一見「発達障害」に見える子どもの行動の裏には、実は「愛着障害」や「感情処理」の問題が隠れていることがあります。
勉強会で精神科医の先生は、臨床の現場で感じる「親子の絆」についてこのように語られていました。
【精神科医の視点:愛着と感情の問題】
授業中にウロウロする、奇声を発するなど、発達障害に見える子どもたちの中には、感情障害や愛着障害の子どもが含まれている可能性があります。
不登校の相談を受けていると、「心配症の親」に育てられているケースをよく見ます。親は心配するのではなく、「見守り」が大事です。
親の「心配」が子どもの「禁止令」に変わる時
インナーチェンジングセラピーの視点で見ると、親御さんの過度な心配は、子どもにとって「自分は信じられていない」というメッセージ(禁止令)として受け取られてしまうことがあります。
- 「失敗するのが怖い」(完璧でないと愛されない)
- 「嫌われるのが怖い」(自分を出してはいけない)
- 「自分で決めることができない」(親の顔色を伺う)
- 「人が怖い」(世界は危険な場所だ)
2. 正しい「見守り」と「感情の解放」
では、親としてどう接すれば良いのでしょうか? 先生が示された答えは非常にシンプルで、かつ本質的なものでした。
【見守りの具体策】
- 子どもが自由にしたい時には、危なくないように見ていて、自由にさせること。
- 子どもが「お母さん!」と来た時には、全力で受け入れてあげること。
- 「言うだけ言うこと(感情を出すこと)」は我慢させないこと。
できないことは「できない」と線引きをしてもいい。でも、子どもの「気持ち」を吐き出させることだけは、決して止めてはいけないのです。
※医療の役割について
精神科での薬物療法(SSRIや抗不安薬など)は、今の辛い症状を和らげるための大切なサポートです。しかし、薬で症状を落ち着かせると同時に、家庭での「安心感の再構築」が回復の鍵となります。
3. 子どもの一生を支える「安全基地」という存在
「見守り」とは、お母さんが子どもの「安全基地」になることです。安全基地があるからこそ、子どもは外の世界へと勇敢に出撃し、傷ついても再び戻ってくることができます。
- 歓迎: たどり着いた時、笑顔で迎えられる
- 栄養: 体だけでなく、心の栄養も満たされる
- 安心: 恐怖がある時、包み込まれる安心感がある
- 安らぎ: 苦しい時、そのままの自分でいられる
- 存在: 「ここにいていい」と本質的に認められる
- 応答: 助けを求めた時、すぐに応えてもらえる
- 自律: 本当に深刻な時以外は、過度に介入されない
4. 完璧じゃなくていい。お母さんの幸せが「基地」を作る
「完璧な安全基地」でいることは不可能です。お母さん自身が安心で、幸せであることが、社会全体への支援にも繋がると私は信じています。
あなたが自分自身を「よく頑張っているね」と受け入れること。その自己受容の姿こそが、お子さんにとっての最大の癒しになります。
一人で抱え込み、自分を責めていませんか?
あなたが「安全基地」の根幹、安心感を当たり前に感じれるように、必要な時に必要なところまでサポートできる心理の専門家として精進いたします。
※本記事は、米倉けいこ先生主催「精神科医の先生にお話を聞く会」の内容を元に、カウンセラーとしての知見を加え再構成したものです。






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