私が事故にあって、自分に合う仕事はないかと探していた時に心理カウンセラーになるきっかけになった様々な場所で活躍される米倉けいこ先生主催の先月末にあった精神科医の先生を囲んだ勉強会。
私はその時、参加できなかったのですが、子育てをしているお母さん方に知って欲しい内容でしたので転載させて頂きました。
子どもに必要な見守り
授業中ウロウロする、奇声を発するなど発達障害に見える子どもたちの中には、
感情障害、愛着障害の子どもが含まれている可能性があります。
子どもだけでなく
カウンセリングに来られる方々には
感情処理したり、愛着の問題をカウンセリングすることが重要です。不登校の子どもさんの相談を受けていると
心配症の親に育てられているケースを良く見ます。親は心配するのではなく、見守りが大事です。
*心配症のお母さんに育てられると、子どもは以下の様に訴える子どもが多いです。
・嫌われるのが怖い
・失敗が怖い
・自分は出来ない
・拘束されるのが嫌
・感情が出せない
・人に合わせる
・自分で決めることができない
・人が怖い【参加者からの質問】親が子どもを見守るとは具体的にどういうことでしょうか?
【先生の答え】子どもが自由にしたい時には、危なくない様にちゃんと見ていて、そして、自由にさせること。
子どもが「お母さんっ」て来た時には、受け入れてあげること。
感情(気持ち)も言うだけは言わせて、
出来ないことは出来ない、
出来ることは出来る
の線引きは必要で、我慢させることもあります。大切なのは、「言うだけ言うこと」は我慢させないことです。
精神科医は、今の症状を抑えるために薬を処方します。
患者さんには、SSRIが効く人と、他の抗うつ薬や抗不安薬などが効く人がいて、その人に合わせて処方します。
これまでデパスは、抗不安薬と指定されていましたが、今年10月に近く向精神薬に指定されました。
人目が気になる場合、抗精神薬のドグマチール、エビリファイ、リスパダールなどが使われることがあります。
統合失調症の薬は、頭の中で作ってる妄想を考えるのを止めさせるのに使います。
てんかん薬は、気分の浮き沈みを平らにするという作用があります。
睡眠薬もその人その人に合わせて処方します。
認知症の方は、前頭葉の機能が落ちます。
私たちは、頭で考えて思考動いている状態と、感情を使っている時の方が頭が働く時とあるように思います。
それは、子どもの安全基地
見守りはお母さんが子どもの安全基地であるという事なんだと思いました。
子どもの安全基地とは
その基地から子どもは外の世界へと出撃できる。
そして基地に戻ってくる時に、子どもは次の事を確信を持って戻ってくることができる。
- 基地にたどり着いた時には自分は歓迎される
- 体と心に栄養を与えられる
- 恐怖心があるのなら安心感を与えられる
- もし苦しんでいたら安らぎを与えてもらえる
- 本質的にあるべきところにいてくれる
- 励まし支援を求めた時には、すぐに応答してくれる
- 明らかに必要だという時にしか積極的に介入しない
というのが、子どもの安全基地です。
言葉にするのは簡単かもしれませんが、実際に安全基地でいるためには、お母さんが、安心、安全で、きついこともあるけど、幸せで、社会の体制も必要です。
ですので、完璧な安全基地じゃなくて良いんです。
なんとなくでも良いので、安全基地ってこういう事かな。
と頭の隅に置いて子どもと接する時、どうしたら良いかなっという時の判断基準の1つにして貰えればと思っています。
そんな安全基地で、お母さんがいれるように。
お母さんが安全基地でいれるような社会を作れるように。
子育てをしているお母さんは、勿論、そのベースとなる社会の皆様が少しでも楽に幸せになれる様に諦めず、心の事を広げ支援を続けます。
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